「ソーシャルディスタンス」という言葉を耳にするようになりました。

これは「人との物理的な距離を保つこと」を意味します。スーパーのレジで並ぶ時、カフェでお茶を楽しむ時、ジョギングをする時など、できるだけ人との距離を保ちましょうという考え方です。

そして、僕は「SNSとの距離感を保つこと」も大切だと考えています。

私たちが抱えるストレスには必ず「人」の存在が関係しています。嫌なことを言われた、変な噂を聞いてしまった、苦労を理解してもらえない、自分だけ差別されている、いつも理不尽なことを言われるなど、ストレスが溜まる原因には必ずと言って良いほど、人の存在が関係しています。

一昔前とは違い、SNSとの距離感が近くなった現代では、本来溜めなくても良いはずだったストレスを溜めてしまっている人が多いと感じます。SNSは、生活の役に立つ情報だったり、様々な意見に触れたりすることができるメリットがある一方で、実際の生活では関わらないような人の発言に触れてしまったり、他人の生活が見えてしまうのも事実です。

特に顕著なのがダイエットです。

「みんな綺麗で羨ましいな」
「私だけどうして太ってるんだろう」
「どうしていつもうまくいかないんだろう」

つい、自分と他人を比べてしまうことってあると思います。他人を羨ましいと思うと同時に「自分はあの人より劣っている」という意識が芽生えてしまうんですね。

それを励みとする考え方もありますが、本来であれば、自分は自分、他人は他人でいいはずなのです。そもそも、顔の形だって違いますし、肩幅だって違う、骨盤の大きや脚の長さだって違います。更に言ってしまえば、職業や生活環境、交友関係までまったく違うはずなのです。

それにも関わらず「あの人みたいになりたいな」「私も幸せになりたいな」という動機でダイエットをはじめるのは、僕としては否定的です。あなたの努力の比較対象が他人である限り、心の中では、常に他人と自分を天秤にかけていることとなります。

ダイエットの本質は「誰かに近づくことではなく、自分自身のベストを目指すこと」なのです。今までできなかったことができるようになったり、自分では気付かなかった才能に気付いたり、そうやって少しずつ成長の階段を登ることで、自分史上最高の自分を作り上げていくことに魅力があると思うんです。

なので、自分と他人の間に明確なラインを引いて考えたほうがいいのです。自分は自分、他人は他人という感覚が持てるようになれば、ストレスはゼロにはならないかもしれませんが、今までよりも自分の成長に目を向けられるようになり、自分に対する否定的なイメージは少しは和らぐように思います。

言うまでもありませんが、あなたはこの地球上にたった一人の存在なのです。だから、あなたの個性をもっと大切にして欲しいし、誰かの真似をすることでその個性を失ってほしくないのです。

あなたがあなたであるからこそ「価値」があるのですから。

あなたの中のベストを目指すこと。