• 基本は低脂質・高タンパクの食事にする
  • 原則、夕飯の炭水化物はNG
  • お腹が空いたらナッツかドライフルーツを食べる
  • 1日あたり体重 x 2gのタンパク質を摂取する
  • 夜8時以降は食べないこと(炭酸水を飲む)
  • 水は1日に2 ~ 3リットルを飲むこと
  • 週1回のチートデイ(自由に食べても良い日)をつくること

一般的なダイエット理論なので、あなたも聞いたこと、あるいは実際に試した経験があるかと思います。あるいは入会したジムのカウンセリングで、このような説明を受けた方もいらっしゃるかと思います。

この通りに実行すれば、ほぼ確実と言って良いほど結果が出るので、ダイエット界の「掟」「ルール」「共通言語」のようになっています。

ただ、これらのうち、僕は一つも教えないのです。むしろ、真逆を行っていると言ってもいいでしょう。というのも「好きな物食べたらいいじゃない」という考えがベースにあるからです。

当然ですが、体の機能や構造、生活習慣、仕事内容、家庭環境、生い立ち、ストレス耐性、食の好み、などは人それぞれ異なります。誰一人として同じ人というのは存在しません。それにも関わらず、果たして「型」に嵌めてよいのか?という疑問が僕にはあるからです。

あなたがダイエットをはじめる時、まず「なにを前提とするか」を考える必要があります。

好きな人に振り向いてもらうためなのか、2ヶ月後に結婚式を控えているのか、夏までに23インチのデニムを履きこなしたいのか。

それとも、急ぎではないけれど、今よりも自分のことが好きになり、いつまでも綺麗な体型を維持していきたいのか。

このように、あなたがなにを前提としてダイエットを進めていくかによって、その内容も変わってくるのです。

ただし、早く結果を出して、それを維持していきたい、と考えるのが普通だと思います。理想的ではありますが、残念ながら両者は背反する傾向が強いのです。つまり、早く痩せれば痩せるほど、反動でリバウンドしやすいということです。

例えば、これは実際の話ですが、2ヶ月で10kg痩せたけれど、すぐにリバウンドしてしまったというケース。2 ~ 3kgリバウンドした程度ならまだしも、元の体重以上に増えてしまったというケースもあります。はじめは「そういうケースもあるんですね」くらいに聞いていたら、これが結構な数いらっしゃるのです。

原因は火を見るより明らかです。「ストレス」でしょう。急激に慣れない生活に変わるわけですから、当然ストレスも大きくなります。さらに、お腹空いたから好きなものを食べたい、でもジムに高いお金を払っているんだから無駄にしたくない、という気持ちもあるでしょう。

もし、我慢できなかった時に「食べちゃった」「せっかく運動したのに」という気持ちになり、ネガティブな感情が雪崩のように次から次へと押し寄せてくるのです。やがて「自分は本当に意思が弱いな」と感じるようになり、どんどん自信や自尊心が損なわれていくのです。もうこうなると、ダイエットではなく、地獄です。

僕は、こういう方法については否定的。健全な方法だと思わないからです。

そもそも、僕の中には「〜しなきゃ」「〜しないとダメ」といった考えがありません。それよりも「〜したい」「〜すると楽しい」という気持ちを大切にしてほしいからです。ダイエットとは「心の変化」だからです。なにかを制限したり、自分の欲望を押し潰したりするのではなく、体の成長を感じたり、運動に対する考え方が変わったり、そういう「変化」を感じることのほうが遥かに重要なのです。

だから、僕は「別に食べたっていいんじゃないですか?」「気が向いた時に運動すればいいんじゃないですか?」くらいのスタンスでいるわけです。人によっては”ゆる過ぎる”と感じるでしょうが、では果たして厳しくしたところで、その人にとって良い影響があるのかと言われれば、必ずしもそうではないからです。あくまでも”意図のあるゆるさ”なのです。そして、人間を人間たらしめているものは「意志の弱さ」だと考えているので、脱線するくらいが面白いとすら考えています。

居心地の良い方向に自然に流れていくのが人間というものですから、今の生活習慣も無理に変えなくていいと思ってます。1日2食ならそれでいいし、寝るのが遅いならそれでもいい。何十年間と生きてきて、生活習慣を変えられる人って、ものすごく限られていると思います。かくいう僕も、昔、「鶏胸肉 & サラダ生活」を試したことがありますが、3日目には唐揚げが並んでました。

「やっぱこっちだな」という自分なりの正解を導き出すことができたので、うまく付き合っていく自分なりの方法を確立したのです。もちろん、ストレスもないし、肌艶もいいし、力も出るから筋肉の状態も良いわけです。

人が試していることが必ずしも正解ではないし、少なくとも他にも道はいくらでもありますので、変な「常識」や「固定観念」に縛られないことです。

好きなものがあるなら、とことん追求してください。辞める必要なんてありません。オリジナリティ溢れたあなただけのダイエットこそが「正解」なのです。

誰かが作り出した「常識」に流されないこと。