あなたはもう十分頑張ってきたのだから、それ以上頑張らなくていい。ダイエットが辛い、苦しい、もう辞めたい。そう辞めていいのである。ダイエットなんか辞めよう。その代わり、もっと心を穏やかにすること。心と体に優しくすること。健康的に生きる道を探すこと。きっと欲しいものが手に入るはずだ。
— 浅野 弘樹 (@tr_asano) January 18, 2022
こんにちは、浅野です。
ダイエットのみならず、コロナ禍においても「リバウンド」という言葉を耳にするようになりました。
状況が落ち着いたにも関わらず、再び同じことを繰り返してしまうという点においては、どちらも本質的には同じだと考えています。
では、そもそもなぜリバウンドしてしまうのでしょうか。気の緩みでしょうか?もちろんそれもあるでしょう。僕は「抑えていた欲求が一気に爆発するから」だと考えています。私たちは、誰かに強制されたり、好きでもないことを長い期間に渡って我慢できるようにはできていません。もし、そうせざるを得ない環境に置かれた場合「ストレス」が蓄積します。
では、どうすればリバウンドを防ぐことができるのでしょうか。
答えは「我慢しないこと」です。もっと正確に言うなら、ストレスが一気に爆発しないように日頃から適度に発散すればよいのです。
ダイエットで言えば、多少遠回りしても良いから、100%好きなものを我慢するのではなく適度に好きなものを食べること。運動もハードにおこなう必要は一切なし。軽めの運動で「心地よい」と感じるくらいで十分です。そのように上手にカラダとメンタルをコントロールしていくことが大切です。
コロナ禍における行動も同じです。100%自粛するのではなく、一人で楽しめる新たな趣味を作ったり、密にならない場所を選び、適度に外出することです。中にはあなたのそうした行動を快く思わない人もいるでしょう。すべての人に賛同してもらうことはおよそ不可能なので、そこは割り切る必要があります。
どちらも本質的には同じです。我慢した分だけその反動は大きくなると考えてください。
ダイエットの話に戻りましょう。僕の指導では3ヶ月を目安に考えています。「3ヶ月で完璧な体をつくる」という意味ではありません。「3ヶ月で体の土台を築く」という意味です。多少の個人差はありますが、まったく運動経験のなかった方が、健康的に生きるための必要最低限の体力を身につけるのには、3ヶ月くらいが必要ですよ、ということです。
ただ、3ヶ月という短期間で今までの負債がチャラになるかと言えば、そんなに甘くはありません。ただ、その頃には運動をはじめる前よりも”確実に”身体も引き締まってきますし、動ける体になっているでしょう。
そして、ここが一番大切ですが、その後も継続的に運動していくことが必要です。例えば、3ヶ月で-10kgのダイエットに成功したけれどリバウンドしてしまった、という類の話はよく聞きます。お察しの通り、相当な我慢を強いられてきたのでしょう。そのストレスで過食に走り、リバウンドしてしまったという流れです。
ダイエットは「ダイエットが終わってからが本番」だと考えています。事態が収束したときが一番危ないのです。例えば、10kg痩せた後に10kgリバウンドしてしまった場合と、3kg痩せた後もきちんと体型を維持している人とでは、どちらが上手にダイエットできているかは説明するまでもありません。そして、ストイックに頑張った挙句、そのキツさがトラウマのようになり、運動から離れてしまうケースがほとんどです。これでは本来健康になるためのダイエットが本末転倒というものです。
頑張ることは素晴らしいことですが、あまりストイックになりすぎないこと。ストレスを感じるまで頑張らないこと。短期的な方法に頼るのではなく、まずはきちんと土台を固めること。その上で、コツコツ運動を継続していけばリバウンドは必ず防ぐことができます。そして、あなたは必ず綺麗に輝くことができます。
自分の体は一生付き合っていくパートナーのようなものです。大切に大切に労ってあげてくださいね。
もう十分頑張ってきたんだから、それ以上頑張らなくていい。楽しいことだけを考えよう。